第9章 ハニハニ *
俺にぐったりと寄り掛かる陽奈子を抱き抱え浴槽の縁に座らせると、両膝をぐっと開かせる。
「っ!!やぁ、きょ、じゅろぉ…はぁはぁ…や、めて……はず、かし……」
達したばかりで息も絶え絶えにしゃべる陽奈子を無視して、今度は太ももへと瓶を傾けて蜂蜜を垂らす。傾けた瓶の中身はほとんどなく、たらりと一滴、二滴垂れた程度だった。
ぢゅっ、ぐちゅっ、ちゅっ
太ももに垂らした蜂蜜をすすり上げながら、徐々に股関節へと舌を這わせていく。すると蜂蜜とは違った少し甘い味が口の中へと広がる。陽奈子の"うるみ"がももを伝っていたのだ。初めて口にする"うるみ"の味に、興奮が止まらない…その線のあと辿るように視線をずらせば"密口"がひくひくと誘っているようだった。
「やっ、見ないでっ!!も、やだぁっ!」
「君のは……甘いな。もっと直に、味わってみたい……」
そう言ってそのヒクついている"密口"を押し広げると、赤々とした"つぼみ"が顔を出す。それに吸い付くように唇を寄せて勢いよく吸い上げれば陽奈子の腰が一気にガクガクと震えた。
「やあああんっっ!!そん、なとこっ汚いよっ!!あ、あうっ、だっめぇぇっ!!!」
じゅっと吸い上げれば、初めての感覚で2度目の絶頂を迎えてしまった。陽奈子の乱れる姿は、俺の身体を更に昂らせる。
既に吐精感でビクビクといきり立つ俺の"雄"は、直ぐにでも陽奈子の"なか"へ入れたい……
「はぁ、はぁ…陽奈子…もう、限界だっ……すぐに、入れてしまいたいっ……」
「はぁっ……はっ…ちょっと……ま、待って………えっ!?」
たらり……
興奮が頂点に達した時、俺の鼻に違和感が……
鼻に手を添えると、ぬるっとした感触がある。その手を見ると、血がついている。
「よ、よもやよもやだ……こんなところで鼻血を出すとはっ!!」
「ティッシュ!!杏寿郎、ティッシュ鼻に詰めて止めなきゃっ!」
これからと一番"良いところ"というタインミングでまさか鼻血が出るとは思わなかった。長湯しすぎたせいだろうか……いや、この状況に興奮してしまったのだろう。