第9章 ハニハニ *
「そ、れっ……やだぁ…あっ!…」
「嫌がる割には、擦る度にいい声が出ている気がするが…?」
一旦膝の動きを止めて、持ってきていた小瓶を手に取る。
「きょ、じゅろっ!お風呂に持ってきてたの!?」
「む?君がベタベタするのが嫌だと言っただろ。風呂の中ならば何も問題ないと思って、今一緒に入っているのだが?」
蓋を空けて瓶を傾ければ「え…そういうつもりじゃなかったんだけど」とため息混じりに呟いた。
再び胸へと垂らした蜂蜜をねっとりと舌で舐め上げ、
片手は背中に手を回して陽奈子を支える。そしてもう片方の手は"密口"へと触れると陽奈子の身体がぴくっと小さく反応する。
「…ぁっ……きょ、じゅろう……蜂蜜、こんなことに使ったら……義勇さんに…怒られちゃ…」
「……っ!」
冨岡の名前が出ると、ついカッとなってしまって陽奈子の"なか"へとぐちゅりと一気に指を押し進める。そのまま感情に身を任せるように"なか"を掻き回した。
「ぁあっ!!…ひゃあっ、きょ、じゅっああっ!はげ、しっ……んぁあっ!!」
「今は…君の口から冨岡の名前を聞きたくないな…それともっ、冨岡にこんなことをしてるのがバレてもいいのかっ?」
激しく掻き回せば、お湯がバシャバシャと音を立てて波が立つ。それに合わせるように陽奈子の身体もびくびくと痙攣し始めた。
するとその刺激から逃げるように身をよじる。
「…やっ!…そっなの…やだぁっ!!…あぁっ、…ふぅっ、…そんなに、したらっ……お、お湯が入ってきちゃ……うぅんっ……ああぁんっっ!!!」
「こら、逃げるんじゃない……君がやきもちを焼かせることを言うからだっ…前に言ったことが、分かっていないよう、だなっ!!」
逃げる腰に腕を回して、陽奈子が一番よがる奥のザラつくところを執拗にぐりぐりと擦り続ければ、あっという間に身体を弓のようにしならせて絶頂を迎えた。