第7章 疼き *
* * *
寝転んだ状態でズボンを下着ごと下ろすと、もう熱を帯びてビクビクと反り立った"雄"が飛び出してくる。
「はっ、…っ、陽奈子…」
右手で、自分の"雄"を握り上下に動かせば、腰からなんとも言えない感覚が襲い、身震いする。
「…ぅっ、…くっ、はっ、はぁ…」
左手に陽奈子の着ていたTシャツを持ち、口元を覆い大きく息を吸ったり吐いたりを繰り返す。
大きく吸う度に、陽奈子の少し甘いような匂いが鼻の奥を刺激して、俺の"雄"の先端からは"先走り"が溢れ出る。
その"先走り"を指で掬い、ねっとりと"頭"や"首"に擦り付ければ、身体がビクビクと跳ねる。
くちゅ、くちゅ、くちっ
「…は、ぁっ!くっぅ…は、あっ!」
擦れば擦るほど"先走り"が溢れ出て、俺の欲望をさらに煽る。
Tシャツごと、俺の"雄"を握り上下に動かせば、布が擦れる快感に腰がびくびくと浮いてしまう。
しゅっ、しゅる、くちっ
「あ…陽奈子っ、…ぅあっ!」
その不思議な快楽によって"先走り"がさらに溢れ出て、布を汚す。
布と俺の"先走り"のぬるぬるしているTシャツをまた擦れば、陽奈子の"なか"に似た快感にビクビクともう熱が昇りつめてくる。
そのまま起き上がり、陽奈子と交わっているときを思い出す。
『…ひゃぁっ、…あ、ぁんっ、きょっじゅろぉっ!』
「はっ、…はっ、ぅっあ!陽奈子っ、…陽奈子っ!」
陽奈子の"なか"に己の"雄"を打ち付けるように、名前を何度も呼びながら、夢中で腰を振る。
ぐちゅ、くちゅっ、ぐちゃっ
『やぁっ……きょう…じゅろっ!…あぁっ、も、だ、だめぇっ!』
「はっ、陽奈子っ、俺もっ……もうっ…」
腰から昇りつめてくる快感にスパート掛けるように腰を激しく振り続けた。
その時
プルルル
びくっ
俺のスマホが鳴り始めた。