第1章 出逢い
「ねぇねぇ陽奈子ちゃん!今度陽奈子ちゃんの歓迎会、やりましょう♡」
「あ、ありがとう!嬉しい!」
「いいですね、やりましょう!あ、折角ですからあちらの男性陣もお誘いしましょうか。ニコ」
「(なぜ!?)」
「人数が多い方が楽しいじゃないですか?」
そういうとしのぶちゃんは煉獄さん達に話をしにいってしまった
「もしかしたら、恋に発展するようなことがあるかもね?♡」
蜜璃ちゃん、すっごく楽しそう。
そもそもなんで私に彼氏がいないって分かるのかな?言ってないけど…なんて考えてると
「陽奈子ちゃんは、顔に出やすいみたいだから、すぐにわかっちゃうのよ!」
と、蜜璃ちゃんが得意気にウィンクをしてきた
「え、そんなにわかりやすいの、私は!?」
「うん、なんか煉獄さん達とのやり取りみてたら、多分今フリーだろうなって思ったの!今も彼氏がいないの言ってないのにーって思ってたでしょ?」
「え!?私声出てた!?」
「うふふー♡心の声が聞こえたの、私は女の子のそういうところ、よくわかっちゃうんだ!」
す、鋭い。女の勘ってやつなのかな
「皆さんも参加してくださるそうですよ。陽奈子さんの歓迎会、楽しみですね?ニコ」
ちょうどお会計で煉獄さん達がやってくる。
「ごちそーさん!陽奈子、歓迎会楽しみにしてるぞー!酒ださけさけー!!」
「お前は酒があればどこでも行くだろォよ…」
「うむ!楽しみだな!緋里少女、歓迎会でまた話をしよう!さつまいもの話で大いに盛り上がるぞ!」
「(さつまいもから一旦離れてほしい…)は、はぁ…、ありがとうございます。」
そしてお会計を終えたあと、煉獄さん達はまた仕事を再開しに店をあとにした
「さて、歓迎会はいつにしましょうか?陽奈子さんはどんなところがいいとかありますか?」
「うーん、そんなにこだわりはないからどこでも大丈夫!歓迎会開いてくれること事態がすっごく嬉しいし!」
「陽奈子ちゃん、可愛すぎー♡いーっぱい食べましょうね!」
「え、あ、うん?」
そうしてバタバタと初出勤日が終わりを告げようとしていた
「陽奈子さん、お店を閉めましょう」
そう言われたのでお店を閉めに外へ出た。