第6章 結び *
「…陽奈子っ!」
少しずつゆっくりと腰を進めながら、少しでも痛みが和らぐようにといろんな所に口付けた。そうすると狭かった入口が杏寿郎の"もの"を飲み込むように受け入れた。
「…はっあ、んんっ…」
気が付くと既に陽奈子の"なか"にすべて飲み込まれていた。
「陽奈子…全部入ったぞ……っ動いても、いいだろうか…?」
陽奈子の中はきゅうきゅうと杏寿郎を締め付けていて、今にも欲望を吐き出してしまいそうな程だった。
「んっ…。動いても、大丈夫だよ…」
その言葉と共に、陽奈子の腰を掴み自分の欲望を打ち付ける。
ぐちゃっ、ぐぷっ、ぐちゅ、ぱちゅっ
「はっ……ぅっ…陽奈子……陽奈子っ…」
「あぁっ、ひゃあっ…ぁんっ、杏寿郎ぉっ!」
甘い声で鳴く陽奈子と視線が絡まり合うと、深く口付け、舌を絡ませる。
ちゅっ、ちゅるっ、じゅっ
「はっ…陽奈子、陽奈子っ、んっ…」
「…ぁっ、はぁっ…んぅ、きょぅ、じゅっ、ろぉっ」
深い口付けをしながら互いの名前を呼び合い、杏寿郎は腰の律動を更に速めていく。
「ひゃあんっ!!きょっ、じゅろぉっ!あぁっ、んんっ!!」
陽奈子の腕が自然と杏寿郎の首に回された。
それと同時に陽奈子の"なか"がきゅうきゅうと狭くなるのを自身の"雄"で感じれば、腰を鷲掴み陽奈子の"良いところ"に打ちつける。
既に一度絶頂に達していた陽奈子は、また二度目の絶頂を迎えようとしていた。
「…っは、陽奈子っ、…俺もっ…ぅ、くっ…もうっ!一緒にっ…」
そう言うと杏寿郎は更に奥へ奥へと、激しく腰を打ち付けた。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ずちゅっ
ぱんっ、ぱちゅんっ
「あ、んぁっ…ひゃあ、もぅっ…あっ、ああぁっっ!!」
「はっ、…はっ、ぅ、くっ!陽奈子っ!!」
最奥へと貫くと、杏寿郎の"雄"は陽奈子が迎えた絶頂によって締め付けられ、下腹部から熱いものが湧き出てくる。
どぴゅっ
避妊具越しに杏寿郎の白濁液が放たれた。
「…はぁ、はっ、…んっ…」
「はっ…はっ…陽奈子…」
ほぼ同時に達すると、杏寿郎は陽奈子に軽く口付ける
「陽奈子、大好きだ」
そう抱き締めながら呟いた。
***