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し ん あ い【鬼滅の刃/煉獄/R18】

第5章 心通う





ぽろっ


「…あっっちぃっ!!は、はぁっ!?いやいやいやいや、待て待て!いくらなんでも早すぎだろ!?お前本当はそんなに手が早い奴だったのか!?」

「手が早い?何のことだ?俺は陽奈子を泊めただけだ。他に何も…ない。」

確かに泊めただけで、疚しいことは何もしていない。
キスはしたが…それは自然とそういう流れになるものだろう。

「いや、最後の間はなんだよ!つーか、泊めたのにヤってねーのかお前らは!?いや、でも流石に早すぎるか…」

「む!?早すぎると言ったり、手を出していないと言ったり、どっちが正解なのだ?!」

どっち付かずなことを言う宇髄に少し強い口調で言ってしまう

「お前なー…正解とかはねーけどよ。好きな女と一晩一緒にいて、触れられるのに逆に辛くねーのかよ?」


確かにそう言われてみれば、陽奈子に触れれば、触れるほどもっと"その先へ"と進みたいと思った。

だが、俺は陽奈子を大切にしたい。

陽奈子の意思を、心も、身体も全て愛おしく感じるからこそ、俺の勝手な欲望で陽奈子を汚したくない。


「それはっ…確かにもっと触れたいとは思う…だが、俺は陽奈子がいいと言うまで待ちたい。"そういうこと"は互いの気持ちが合ってこそ、出来るものではないのか?」

「はぁー…お前らは本当にクソがつく程、真面目だな。お前らが幸せならそれでいいか」

そう言って宇髄は苦笑いをしながら、また煙草をふかした。


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