第3章 夜の散歩/カリム/甘
『あっ、カリム先輩!』
カリム「!」
カリムはを掴んでひょいっと高く上げた
カリム「どうかしたのか~?」
『カリム先輩が見えたので走ってきちゃいました!』
カリム「そうかそうか!」
エース「あれで付き合ってないんだもんな」
グリム「兄妹みたいなんだゾ」
カリム「そうだ!今日スカラビアに来いよ!一緒に宴をしよう!」
『え、でもいきなりはジャミル先輩が困ってしまいますし…』
ジャミル「いつものことだ。それに君なら歓迎するよ」
『すみません、いきなり…』
カリム「今日は宴だ~!」
―――――
部活が終わったら鏡舎で待ち合わせということになっており、購買部で時間を潰していた
サム「ようこそMr.Sのミステリーショップへ」
『こんにちわ』
サム「何か探し物かい?子鬼ちゃん」
『(あ、いつもお邪魔するだけじゃ悪いな……)あの……』
サム「………なるほど、少し待っててね」
サムは裏へ行き何かをガサガサ漁っていた
サム「これなんかどうだい?」
『わあ…!素敵…!』
サム「よかった!これにするかい?」
『はい、これで!あと、これと…これも!』
サム「センキュー子鬼ちゃん」
『あ、足りるかな…』
サム「今日は特別価格にしてあげるよ。可愛い子鬼ちゃんの優しい心に癒やされたからね」
『え、でも…』
サム「また来てくれるならそれでいいさ!」
『あ、ありがとうございますっ!』
サムと話している間にあっという間に約束の時間に
『あ、そろそろ時間だ……ありがとうございました、また来ます!』
サム「センキュー!君の未来に幸運あれ!」
は軽くお辞儀をして場所へ向かった
サム「青春だねえ…」
『あっ』
カリム「お!来た来た!」
『すみません!待たせちゃって…!』
ジャミル「いや、俺達も今来たところだ」
『ならよかった……あ、あのこれ…』
ジャミル「?」
『いつも誘ってもらってばかりで申し訳なくて…よければみんなで食べてください』
ジャミル「気にしなくていいんだが…ありがとう、頂くよ」
カリム「行こうぜ!」