第2章 報酬ナイト/ラギー/甘
ラギー「しょうがないッスね」
ラギーは優しくを抱きかかえてベットへ運んだ
ラギー「傷だらけになってかわいそうに…」
の頭を撫でた
ラギー「………」
―――――
『ん…』
目を覚ますとベットの上に
『あれ、寝ちゃってた…』
隣にはラギーの姿が
『い、いっ…(一緒のベット!!)』
ラギー「ん……あ…起きたッスかあ…?」
『(寝起き!!)』
ラギー「ふわあ……あ、部活の朝練あるッスから準備しなきゃ…」
そう言いいながらの腕に擦り寄ってきたラギー
『(か…っ…)』
ラギー「!!ご、ごめんッス!!寝ぼけてたッス!!顔洗って来るッスね!!」
ラギーは顔を真っ赤にして部屋から出た
『(可愛い~~!!)』
―――――
その後も一緒に登校し、鳥に襲撃されラギーが着ていたブレザーで回避
授業中はたまたま合同授業があったため、大きな不運に見舞われることなく何とか乗り切った
『ふう…お昼……』
ラギー「にしてもここまでアンラッキーなのもすごいッスねえ」
『ですね……あ、そういえば昨日の分の報酬です』
はマドルの入った封筒をラギーに渡した
ラギー「え、いや、これは…」
『あれ?足りませんでした?』
ラギー「そうじゃなくて……!」
ラギーはの腕を引っ張り抱きしめた
『!』
ラギー「っ!」
『ラギー先輩…!?』
飛んできたディスクがラギーの頬を掠った
ラギー「やるなら人のいない広い場所でやるッス」
「は、はいっ!」
『ラギー先輩…!血が…!』
ラギー「こんなの何ともないッスよ」
『…もう…いいです…!私のせいでもっと酷い怪我するかもしれない…!』
ラギー「大丈夫ッスよ」
『ダメです!そんなの怖いです…!』
ラギー「オレが守りたいんス!」
『!』
ラギー「オレが… くんのこと守りたいんス」
『へ…』
ラギー「報酬なんていらないッス。オレがただ… くんを守りたかったんス」
『あの…それは…つまり…』
ラギー「好きなんスよ、くんが」
『…っ』
ラギー「その顔は…期待していいんスか?」
『はい…!』
ラギー「シシシッ」
ラギーは優しく抱きしめながら頭を撫でた