第3章 好奇心は時には狼を見せる 【囚人】
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先程、気になっていた媚薬の件は気になり出したら止まらなくなり、私はなんとか入手することに成功したのだ。
ただ、問題はどう飲ませるかだった。
何とか予定を合わせて私とルカがゲームがない日を作って、飲み物にでも入れて飲みせたい……!!
私の好奇心が理性よりも勝ってしまったのだ。
しかし、それを手に入れてから中々ルカに会うことも出来ずに私はゲームが詰まりまくっていて、話すことさえ無かった。
気のせいだと信じたいが、廊下やホールで会うことも1度もなかった。
また作業に没頭しているのだろうと私は思った。
でも、こうも会えなくなると寂しくてたまらなかった。
ホールに張り出された明日の試合予定表を見ると、私とルカは試合が無い日だった。
これは今しかチャンスは無い………!!!
早速、私は明日に向けて計画を進めた。
ふふふふ、覚悟しなさい!ルカ・バルサー!!
私は謎に燃えていた。
この好奇心があんなコトになるなんてこの時の私は思ってもいなかった。