第6章 シニカル【傭兵】
ナワーブの顔は怒っていた。
『なんで怒ってるの?早く離して』
ナ「随分おめかししてるじゃないか、なぁ?今日どこいってたんだよ」
『別に何処だっていいじゃない、貴方にはもう関係の無いこと。』
きつく言いすぎたかもしれないが、後悔はしない。
彼の瞳が妖しく光ったように見えた。
何も言わなくなったナワーブに催促してやって。
『もう別れるし、関係無いんだから早く離し…んッ!?んん゛…ー!』
話している途中で唇を塞がれた。
『ッ〜〜!!……ん゛ん!』
酸素が欲しくて口を開けてしまった。
勿論、ナワーブは見逃す訳もなくすぐさまに、舌を侵入させた。
生々しい感触に少し快感を得た。
『ぁ……ん゛ッッッッ…や…らぁ…ッ〜!』
両手を塞いでない方の手を器用に服の中に侵入させ、下着だけとられてしまった。
服は着ているのに下着だけ着ていないという普段ならしない格好に恥ずかしさを覚えた。