第6章 シニカル【傭兵】
私の突然の思いつきの誘いに乗ってきてくれたのは、機械技師トレイシーちゃんと囚人ルカさんだ。
2人はカップルで、私の誘いに乗ってくれる程優しかった。
2人きりの邪魔してしまったけど、可愛いアクセサリーを買えた。
ピアスとか穴は開いていても、ちゃんとつけたことまでは無かった。
綺麗なミント色のピアス__買った瞬間からずっとつけてた。
今日の私は誰もがパイロットなんて思わないだろう。
普段なら薄めの化粧も今日だけ少し濃くして、グロスつけて艶めかな唇に仕上げてみたりした。
トレイシーちゃんに誰!?って聞かれるほどだった。
そんな楽しい時間は刻々と過ぎ去っていき…
自室に着く頃には19時過ぎだった。
携帯から通知を知らせる音が鳴った。
「40分に来い」
『り』
やけに偉そうに連絡してくるじゃないか。
こっちにだってなんのためにオシャレしたか見せてやるさ。
私の作戦開始の時間だ___