第6章 シニカル【傭兵】
お腹がすいた…厨房に行こう。
厨房に向かうと、そこにはカウボーイのカヴィン・アユソさんがいた。
『こんにちは』
カ「こんにちはレディー。おや?何か悩み事でもあるお顔をしているね?」
アユソさんは本当に人の表情を良く見てらっしゃる。
『よく分かりましたね』
カ「こんな美しいレディーの黄金に輝く瞳が濁っていたのが気になったのさ。」
ちょっと言い回しはくどいけど、優しいし、いつも悩みを言うとアドバイスをくれる。
今回も頼ってみようかな…
カ「良ければ聞くさ…君の力になろう。」
『実は… 彼氏が居るんですけど、最近別の女の人と行動しているみたいで…別れたくないけど、別れた方がいいんじゃないか?って自問自答し続けてたら…自分でもよく分からなくなってしまって…』
カ「ふむ、レディー、野郎は単純なんだよ。キツい言い方になるが君に愛想つきたのが正しい答えなのかもしれない。このまま付き合っていてもいいことなんてない。」