第5章 嫉妬に溺れる【探鉱者】
ビクターでキャンベルを忘れるということは彼の心を無視することになってしまう。
それでも、彼は優しかった。
常に私のことを考えてくれて、傍に寄り添ってくれる。
彼となら一緒に頑張れそうだった。
まだ告白は保留にしていた為、明日ちゃんと伝えようと決めた。
これから試合だった。
×××
今日の試合は、探鉱者、ポストマン、医師
ステージは聖心病院
ハンターは芸者だ。
よりにもよって、この構成はひどいと思う。
まぁ、でも私にはもう関係ない。
普通にすることをして、さっさとこのゲームから脱出しよう。
2台程上がった時にポストマンが吊られた通知が来た。
この構成的に私が救助に行くのが理想だった為、彼の救助行くことにした。
そこでスタンをとるために来ていたキャンベルをチラッと見たあと、ビクターの拘束を素早く解いて、私は言った。
『ビクター!逃げるよ!』
私が肉壁をして、1発殴られた時にはもう暗号機は寸止めで、通電させた。
ラストチェイスは私が受け持った。