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裏夢短編集 【第五人格】

第4章 身体は口ほど素直 【墓守】



×××

アンドルーは自分の部屋に帰ってきた。

もう〝これ〟は必要ない。

あのメモも水も用意したのはこの俺だ。

だが、中身は別に媚薬では無かった。

俺が入れたのは惚れ薬だけ、ただ彼女には少し強かったのかもしれない。

身体が暑いと言っていたが、あれは惚れ過ぎて体の奥底まで暑くなっていただけだと推測できる。

俺のことを苦手だとはもう思わせない。

俺にだけ溺れればいいんだ、別の人を考える隙なんてくれてやるもんか。

この計画は成功に終わった。
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