第4章 身体は口ほど素直 【墓守】
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何故あの時涙が出たのかは分からない、ただ無性に寂しくなった。
苦手だった彼に触れてみると私が勘違いしてただけなんだって事に気づいた。
罪悪感で満たされていく_____
ア「…今回の事は、その媚薬入りの水を飲ませた奴が悪い。」
『…っ……ごめんなさい…私、貴方の事を勘違いしてた……変な偏見を持ってごめんなさい…っ…。』
ア「偏見を持たれるのは慣れている。ただ、その偏見がルイスから無くなったのは嬉しい。」
そう言ったアンドルーの顔は真剣そうに私を見つめていた。
そっと頬に手を添えられ、顔が近づいてくる。
_これを受け入れたら、君は俺のモノになる。
お互いの唇が重なり、優しく抱きしめてくれた。
___外を見ると土砂降りから一転、晴れに変わっていた。