第4章 身体は口ほど素直 【墓守】
ア「おっと……」
それに気づいた墓守は私の身体を持ち上げて、股下ぐらいにあった祭壇の上に私を置いた。
祭壇の手前は一段だけ高くなっていた。
この祭壇の前に来た時と後ろに来た時の視界の差が少しだけあった。
私よりも全然身長が高い彼は、私が座った状態でも少し高かった。
彼は優しく私の顔を触って、涙を拭ってくれた。
そんな風に優しくされると心臓は嫌でも高鳴る。
ドキドキと自分の心音がよく聞こえる。
キスの余韻に浸ってしまっていた私。
流されちゃダメだ!!
まだ理性を保て私!!!
そう意気込みをしていたら、ふと下半身がやけにスースーすると思って下を見ると…
『…んなっ!?……ちょ、ちょっちょっっ!!!』