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裏夢短編集 【第五人格】

第4章 身体は口ほど素直 【墓守】



『…はい…?何言って…』

ア「身体が暑くて仕方ないんだろ?なら、楽にしてやる。」

事実だ、身体が暑くて今すぐにでも楽になりたい。

『はぁ…はぁ…遠慮しとくよ…』

頭がボーッとしてきたが、理性は拒否を忘れてはいない。

ア「…こっちが…無理だ…」

そう言って彼は私の両手を掴んだ。

『んぁ゛…!』

手を掴まれただけでこのザマで私の身体は敏感になっていた。

『んっ……なんで…!?』

掴まれた手が更に熱くなっていく、薄暗い教会の中_彼のキレイな赤い赤い瞳が妖しく艶めいている。

ジリジリと後ろに下がっていく私とジリジリ迫ってくる彼。

睨み合いが繰り出されるが、私の負けだ。

トンっと教会内の真ん中にある祭壇に背中が当たってしまった。

横から素早く逃げようとするが、両サイドから彼の手が出てきて私の動きを完全に封鎖する。

『ちょ…やめっ…!』
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