第4章 身体は口ほど素直 【墓守】
×××
おかしい…水を飲んでから数十分経ったか経ってないかぐらいの時、熱でも出たのかと思うくらい身体が熱くて仕方がない。
『はぁ……あっっつい…』
私は熱さに耐えきれず上着を脱ぎ、シャツの第二ボタンまで開け手袋も外して熱さを逃がそうとした。
その姿を見ていた彼は驚きを隠せない顔をしていた。
ア「ッッッッ!おい…!」
『…なに?この教会の中暑くない?』
そう言いながらシャツをパタパタさせる。
相変わらずシャツは張り付いていて気持ち悪かった。
あまりの身体の暑さで気づいていなかったが、私のシャツは雨で濡れていて、彼から見ると下着は丸見えで更にシャツのボタンを開けていた為に彼から見た私の姿は_
彼を煽る材料でしか無かった。
ア「……っ…それ…誘ってる?」
『…っ…身体が暑くてしんどいの……』
赤らめた顔と荒い息遣い_上目遣いで言われる
ア「……文句は聞かない、君が誘ったんだから。」
ア「もちろん手を出した事は責任をとる。」