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裏夢短編集 【第五人格】

第9章 ヒステリックナイト【納棺師】



『私は気に入られたくないので、拒否します。』

イ「…?拒否権なんて無いですよ?もう既に貴方は僕の所有物になったんですから。」

この人は何を言ってるんだろう。

イ「あなたの首筋には、僕の所有物«マーキング»をつけておきました。」

イ「この印は、どちらかの命が尽きるまで消えることも無く、他の吸血鬼を寄せつけないんですよ。」

『他の吸血鬼…?』

イ「この荘園には僕だけじゃないんですよ」

更に衝撃を受けた。

『…他にも吸血鬼が…』

イ「よく貴方は無事でしたね、噛まれた後も全くない僕が初めてです。」

夜はよく外に居たからだろう。

イ「所で、ルイスさん……そろそろ身体が熱くなってきません?」

言われてみれば少し熱い。

その時、首筋を触られた瞬間

『あ゛ッ!?』

いきなり身体がビクッと跳ねた。
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