第7章 インスピレーション【画家】
『き、気持ちよく…なりたいっ!』
思わずそう言ってしまった。
でも、この時の私は後悔なんてしていなかっただろう。
今になれば後悔しかないけどね……
エ「いい返事だね。」
そうエドガーは言いながら微笑んだ。
可愛らしいなんて笑顔では無く、お腹を空かせた狼のように目をギラギラ輝かせながら、微笑んだ彼。
その姿は目の前にいる欲望の塊に食らいつきたくて仕方がないのだろう。
少しだけ余裕のなさそうな顔をしているように見えた。
私からは冷や汗が出てきて、今更その言った言葉に羞恥心を覚えた。
__逃げられない。
私は今からされることを同意してしまった。
抵抗は出来ても、やめること自体は出来ない状況に陥った。