第7章 薔薇の法律
「リドルは真面目に寮長の仕事をしてるよ。だから、ルーク……心配はいらないぞ」
………………関係ない奴は首を突っ込むなってことね。
はいはい、わかりました!わかったからそんな睨まないで。
他寮の問題に首突っ込んで問題起こしたりしたら、ヴィルの雷が落ちるから余計なことはハナっからしないよ。
でもトレイから牽制されるとは思ってなかったから少し驚いた。お前がまさかそっちの味方とはな。
幼なじみだとか言ってたし、何か理由があるんだろうけど。
「薔薇の君はとても真面目で優秀なようだね!その勤勉さは私も見習わなくてはね」
とりあえず余計な詮索はせずに、今は美味しい紅茶とクッキーを頂きますかね。