第4章 S→N②
ー N side ー
ウォッシュレットの勢いを強くして、なんとかお尻を洗う。
水を入れて…出して……って出来てんの?これ。
てか俺は今から…翔ちゃんに……
「もういいんじゃない?」
『わかんない』
「はーやくー」
『ん』
カチャッ…
「もう限界」
『わっ、ちょっ!!』
トイレの扉を開けた瞬間、腕を掴まれ、ベッドまで早足で連れ戻される。
ベッドに押し倒された瞬間、キスが降ってくる。
『んん、、、、』
チュ……ジュルッ……ちゅぷっ……
しばらく俺の口内で暴れていた舌は、耳、首へと流れるように移動していった。
『んあぁッ……』
「耳弱いの?」
『よ、よわッ……わかん、な、あぁッ…』
「へぇ、いいじゃん」
『はぁッ……あっ、首ッ……跡残っちゃうッ、、』
「じゃあ…………チゥウウッ…」
『あッ…………』
いつのまにか翔ちゃんの手は俺の股間に伸びていて、ズボンの上からもそもそと触られていた。
布ごしのじれったさが余計に興奮する。
あぁ、もう、ダメ。
どんどん形が変わっていくのがわかる……
スリッ……
『あっ……』
翔ちゃんが股間を擦りつけてくる。
お互い薄いズボン越しなのに、硬いのがわかる。
それがまた……気持ちいい……
「硬いじゃん」
『翔ちゃんの、せい…だもんッ……』
「ふはっ、可愛い…」
なに、その余裕そうな表情……
自分から盛ったくせに……
「ねぇ、全部脱いで?」