第4章 S→N②
ー S side ー
とあるホテルの一室。
今日はここにニノと俺の2人で泊まる。
風呂から上がったら外は大荒れで、雷がゴロゴロ鳴っている。
「ねぇニノ、外やばいね。怖くね?一緒に寝ようよ」
『え?w 一個の布団で?』
「うん」
『まぁ、い、いいよ?w』
俺が先に布団に入り、ポンポンと布団を叩いてニノを呼ぶ。
「おいで?」
『ふふ、ホントに一緒に寝るのねw』
「はやく」
『あいあい』
布団に入ってきたニノを、そっと抱き寄せる。
本当は…雷怖いとかそんなことどうでもよくて…
『……なに、怖いの?』
「んー?」
『こんな、なんか…くっついてw』
「顔真っ赤よ?」
『まじ?……ふふふ//』
かわいい。ダメだもう。
「正直なこと言っていい?」
『なに』
「あのねぇ……すっげぇムラムラしてんの」
『…………え?w』
「突っ込みたい」
『ちょw急にそんな…』
「お願い」
『え、俺なの?俺で良いの?なんで?』
「ニノ"が"いいの」
『ん、まぁ…ぬ、抜くだけ…とか、なら』
「たぶん足んない。突っ込まして」
『…マジ?お尻?俺はどーすりゃいいの、もっかい風呂入って洗うの?』
「ウォッシュレットで良いじゃん」
『えぇ…』
布団をめくり、トイレに連行する。
『ホントにやんの…w』
「俺が洗おうか?」
『いい、いい!自分でやる!』
バタンッ
一緒にトイレに入ろうとした俺を押し退けて、逃げるようにトイレに入っていった。
「できそう?」
『うーん、うん、た、たぶん…』