第4章 蝉屋雪
「最初は氷の呼吸を使っていたのに‥いつの間にか雪の呼吸になっていたなぜだ‥‥って書いてある‥」
「あともういっこの日記には無一郎とかいてありました」
時透も日記に目を通してみた
「でも‥時々雪の呼吸を使いながら氷を出しているときもある不思議な子だな‥‥」
はそういいながら自分の刀を見つめた
「どうしたの?」
「いえ‥なんでもありません。あ‥あの空さんはなんの呼吸を?」
「実は私‥父に教わったことがあるのですが‥才能がないのか呼吸を使うことが出来ませんでした」
空は笑いながらそう言った
「さっきの人たちは誰?」
「父の弟子です」
「鬼とか来たことありますか?ここに」
「いまのところありませんね」