第4章 蝉屋雪
「雪さんは元柱だったとききました」
「はい。父は元柱です。氷柱でした」
「そういえばさ外はさ氷の世界みたいなのになんで寒くないの?」
「あれは父が亡くなる前に最後に呼吸を使うといって寒くない氷をはったんです。どういう原理までかは私にはわかりませんけど」
空は引き出しから何かをもってきた
「父の日記になります。最近ふと呼んでみたのですが‥という名前がありまして‥」
「私?」
空は驚きをみた
「あなたの事でしたか!失礼いたしました」
「いえいえ‥私昔雪さんに呼吸を教わっていたと聞いたので‥」
「この子記憶がないんだ」
は日記をよんでみた