第17章 看病
「、君は今晩宇髄をここに置いて手当てをしてやるつもりなんだろう?」
「・・・蝶屋敷に運ぶのも宇髄邸に運ぶのも、難しそうだから、このままここにいるのが良いのかなと思ってる。」
「そうか。承知した。では、少し横になるといい。君も体を休めないとな。夜も看病してやるんだろう?おそらく夜かなり熱が上がって大変だぞ。」
二人は部屋で寝ている天元に気を使って、縁側に出た。
杏寿郎は庭を背に柱にもたれ、自分の膝をぽんぽん叩いて、「おいで。」とを呼ぶ。
「ちょっと固いかもしれんが・・。」
と。
は少し恥ずかしそうにしながら、杏寿郎の太腿を枕にし、ころりと転がった。
杏寿郎は大きな手での頭をふわふわと撫で、もう一方の手はの肩に置いた。