第47章 あなたと一緒に
昂りが限界を超えた。「、君のせいだぞ・・。」と言うと、杏寿郎はがばっと目隠しの手を外し、少し上体を起こしての腰に腕を回す。自分の方へ抱き寄せ、体を抱き締めるとの顔を見て少し乱暴に何度も唇を重ねる。は惚けた顔で、少し体を離して杏寿郎の顔を覗き込む。ぞくりとするほど赫く艶やかな瞳に捕らえられ、ぞわぞわとの全身の毛が逆立ってくる。目の奥が熱くなりふっふっと呼吸が乱れてくるが「私、杏寿郎のその顔大好き。」とさらに煽る。
杏寿郎はをチラと見て、ふーーーと大きく息を吐くとの口を自分の唇で塞ぐ。そのままの腰を固定して激しく突き上げる。
は「あ。あ。あ・・・あぁっ!」と大きく喘いだ後、身体が強張り、ビクンと跳ねる。杏寿郎にしがみついてそのまま小さく何度もビクッビクッと痙攣する。杏寿郎もその後、快楽を追うように数回奥へ突き上げると昇り詰め、奥で果てた。
繋がったままの身体をベッドに横たえるとそっと抜き、自分もその横に倒れ込む。杏寿郎はと手を繋ぎ、大きく深呼吸をするとの方を向いて微笑み参ったという雰囲気で言う。
「きみに主導権を握らせると怖いな。」
「煉獄先生、何点でしたか?」
と、もふうふうと息を整えながら揶揄うような口調で聞く。
杏寿郎はまた大きく深呼吸すると、困った様な顔になった後、微笑む。
「100点はとっくに超えてしまって採点不可能だ、新しい扉がいくつも開いたぞ。どうしてくれる?」
「安心して。責任は取る」
も微笑み返す。
2人は顔を見合わせてふふふっと笑い、キスをした。