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気炎万丈【鬼滅の刃/煉獄杏寿郎】【R18】

第6章 心惹かれる


夕方近くまで二人で技を研究し、千寿郎の作った夕飯を食べ、ようやく就寝の時間になった。

は杏寿郎の隣の部屋に布団を敷いてもらい、眠りについた。

夜中の2時くらいだろうか、微かにの泣き声が聞こえて、杏寿郎は目を覚ました。

「、どうした?大丈夫か?」

襖越しに声を掛けるが、の返事はなくずっと泣き声と「ごめんね」という小さな声が聞こえる。

「、失礼するぞ。」
と、杏寿郎が部屋に入り、を見る。
大粒の涙を流して泣きながら、うなされているの姿があった。

「、、大丈夫か?」

ゆすってを起こし、涙を拭いてやる。すこしぼんやりしていただったが、目を覚まし杏寿郎の方を見た。杏寿郎は優しく背中を支えて上体を起こしてやり、水を飲ませる。

「杏寿郎。驚かせてしまってごめんなさい。いつも眠ると家族が殺された日の夢を見るの。最近特にひどくって・・。私が稀血のせいで鬼が来てしまってみんなを殺してしまった。」
「私のせいで、一緒にいる人は殺されてしまう。私のせいで・・」

は昼間の笑顔と違い、ひどく落ち込んでいる顔をしていた。まだぽろぽろと涙が頬を伝っている。
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