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気炎万丈【鬼滅の刃/煉獄杏寿郎】【R18】

第28章 見送り


は天元の目をじっと見つめて逸らさない。
「・・・じゃあ、ここに来てくれるのも、これが最後かもしれないってこと?」
「ちょ・・お前、身も蓋もねぇ・・・。まぁ、俺は強ぇから大丈夫だけどよ。」

「天元・・。」
は膝立ちになり、天元の首筋に腕を回す。そしてすっと目を閉じ、天元の唇に口づけをした。そして顔を離すと、その紫の目をじっと見ながら言う。
「天元、気を付けて。生きて帰ってきて。」

天元はの行動にびっくりした顔をして少し赤くなる。
「・・・。お前っ・・・。」

「最後の会話になるかもしれないんでしょ?私にできそうな望み位は、叶えてあげないと後悔すると思うから。」

「最初の口づけは俺からしようと思ってたのに・・・。くそー・・。」

「私、言われた通りにしたのに・・・。」

「まあ、やる気は出たぜ。」

「天元、桜寿郎と待ってるね。」

「お、いいね。待っててくれ。」

そういうと天元はいつものように、フッと消えた。
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