第129章 優柔不断
それから数日後。
夕食も終わり、
エマが厨房の掃除をしていると
リヴァイが食堂に入ってきた。
「リヴァイさん。今終わりですか?」
エマは厨房からリヴァイに声を掛ける。
「ああ。
晩飯はいいから、紅茶を入れてくれ。」
リヴァイはそう言うと、席に座った。
エマはリヴァイに紅茶を渡すと、
「調査終わっても、忙しい日が続いてますね。」
そう言ってリヴァイの顔を覗き込む。
「隈、すごいですよ。眠れてますか?」
リヴァイはエマの手をいきなり掴むと、
「眠れないと言ったら、
一緒に寝てくれるのか?」
そう言ってエマの目を見つめた。