第125章 好悪の区別と自信家の嫉妬
「ジャンにも、君を口説く機会は
与えられるべきだろう。」
「エルヴィン団長……」
ジャンは敬愛で溢れた表情で
エルヴィンを見た。
「だが、少しやりすぎだな。
さすがに三人でするのは、
君たちにはまだ早い。」
「いや、まだ早いとかの
問題じゃないですよね……」
エマは思わず口を挿む。
「エレンが部屋に帰っていないことは、
ミカサから報告を受けたから
きっとジャンを探して、
ここに来たのだろうと思っていたよ。」
「何でミカサが、
俺が部屋に居ないことを知ってんだよ……」
エレンは呆れた口調で呟いた。