• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第121章 犬猿の仲




「それで、エレンは何でジャンが
ここにいるって思ったの?」

エマはベッドの淵に腰掛けると、
一つの疑問点をエレンに投げかける。


「いや、ジャンの部屋行ったら、
コニーしかいなかったから
ジャンがどこに行ったか聞いたんだよ。」

「あいつ……
何でもかんでも話しやがって……」

ジャンは大きくため息を吐く。


「それで、
エマさんのとこ行ったって聞いて
心配になって……
こんな時間だけど、行かずにはいられなくて。」


エレンの辛そうな表情を見て、
エマは思わずエレンの手を握った。


「エレン、ありがとう。
でも私は大丈夫。
むしろジャンに助けてもらった方だから。」

エマはそう言うと、エレンに笑いかけた。



「……そうなの?」

「うん。心配かけてごめんね。」

エマがそう言うと、
エレンはエマの手を握り返す。


「……いや、こっちこそごめん。
なんか気が動転してた……」

エレンはホッとしたようにため息を吐いた。

/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp