第119章 爆弾発言
「……この部屋入るたびに思うんだけどさ。
何でソファー置かないの?」
「何、急に。ただでさえ部屋狭いのに、
ソファーなんて置かないよ。」
エマはそう言いながら
ベッドの淵に座る。
「毎回ベッドに隣通しで座るの、
なんか緊張すんだけど。」
「じゃぁ床に座ったら?」
「……ベッドに座らせてください。」
エマは少し笑うと、ジャンの手を引き、
ベッドに座らせた。
「エマさん。団長と何で別れたの?」
「いや、私も全く別れるつもり
なかったんだけど。突然フラれた。」
「は?!エマさんが振ったんじゃ
なかったの?!」
ジャンは思わず声を上げる。
「うん。
ジャンにだったら、詳しく説明するよ。」
エマはそう言うと、
エルヴィンに別れを告げられた理由を
出来るだけ詳しく話した。