第109章 最善の結論
「……それなら、
今まで通り接してくれるんですよね?」
エマは思わず自分の手を強く握り締める。
「当たり前だ。これから先、
俺はお前への態度を変えるつもりはない。」
リヴァイはそう言うと、
エマの頭を軽く叩いた。
「どうせお前のことだから、
さっきのことを馬鹿正直に
エルヴィンに話して、エルヴィンは今頃
この世の終わりくらい落ち込んでんだろうな。」
「……よく分かりますね。」
エマはそう言ってリヴァイを横目で見る。
「お前の考えほど、
分かりやすいもんはねぇよ。」
リヴァイは少し笑った。