第101章 激しいキスの仕方について
「……なるほど。
エレンは勉強熱心だな。」
エルヴィンは心の動揺を抑える様に、
なるべくゆっくりそう言うと、
「よく見ておきなさい。」
と、エマを引き寄せ、唇を重ねた。
唇が触れた瞬間から、
いきなり口に入ってきたエルヴィンの舌を
エマは拒もうとするが、
強引に捻じ込まれ、舌を絡める。
「………っ、んっ、はぁ、」
エマは一瞬口を離し、呼吸をするが
またエルヴィンに唇を奪われ、
口内を舌で刺激される。
淫らな音が漏れるが、
エルヴィンは気にする様子もなくキスを続けた。
「……エルヴィンさん……、
これは、ダメですよっ。」
ようやく唇が解放されると、
エマは息を弾ませながら言う。
「すまない。久しぶりだったから
止まらなくなった。」
エルヴィンはそう言うと、
リヴァイに鋭い視線を送った。
「そういうことは部屋でやれ。」
リヴァイはエルヴィンを注視する。