第101章 激しいキスの仕方について

するとそこへ、

「君たち、
また楽しそうにしてじゃれてるのか？」

エルヴィンが呆れたような表情で側に来た。



エマは咄嗟にリヴァイから離れ、
エルヴィンの陰に隠れる。


「ああ。ちょっとからかっただけだ。」

リヴァイはそう言うと、エマに視線を送る。


「……からかわれてただけです。」

エマはそう言いながら、
エルヴィンの服を掴んだ。




「エレン。
今、何の話をしてたんだ？」

「はい！激しいキスの仕方について
教わってました！」


エルヴィンの問いに、
あまりに正直に答えるエレンに、
リヴァイとエマは唖然とする。



「おい、お前。
空気を読むことをそろそろ覚えろ。」

リヴァイはエレンを注視しながら
眉間に皺を寄せる。


「いや、違うんです！
というか、まだ何もしてません！」

エマは焦って声を上げた。