第8章 リヴァイの懺悔
「リヴァイさんって、
思ってた以上に堅実なんですね。
わざわざ謝りに来るなんて。」
エマはリヴァイの顔を覗き込む。
「……普通のことだろうが。
酔っ払ってお前に手ぇ出すなんて、
人としてダメだろ。」
そう言ったリヴァイの顔は、
最初より硬さがなくなっていた。
「せっかくのお休みなのに、
わざわざ菜園まで探しに来てくれて
ありがとうございます。」
リヴァイの新たな一面が見られたことを
エマは心の中で嬉しく思った。
菜園の手入れも終わり、
基地に向かって歩き始めるエマは、
『今日はなんだか充実してたなぁ。
部屋に着いたら、来週の献立でも考えよう。
なんだか今日は捗りそう。』
そんなことを思いながら、鼻歌を歌う。