第97章 懐かしい匂いとベタな展開
「ちょ!つ、つめた!
ちょっと、首はダメです!」
突然冷えた手で首を触られ、
思わず声を上げるエマを見て
リヴァイは肩を震わせて笑い始める。
「ちょっと、笑いごとじゃないですよ!
不意打ちは卑怯です!」
エマはそんなリヴァイの脇に手を入れると、
くすぐり始めた。
「おいっ、お前こそ何やってんだよ!」
リヴァイは意思に反して笑い、
身体を捩じらせる。
「仕返しですけど。
リヴァイさんって脇弱いんですね。」
エマは冷静に言いながら、
リヴァイの脇をくすぐり続ける。
「お前、いい加減にしろよ!」
リヴァイは叫び気味にそう言うと、
エマの両手を掴み、ベッドに抑え込んだ。