第8章 リヴァイの懺悔
太陽が完全に上りきったころ、
リヴァイは激しい頭痛で目を覚ます。
「…………ここは、どこだ。」
そして、昨日の自分の行動を思い出そうとするが
頭痛に負け、うまく頭が働かない。
その時、部屋に誰かが入って来た。
「リヴァイ。やっと目が覚めたか。」
聞きなれた声だった。
「……エルヴィン。
俺はここで寝ていたのか?」
リヴァイは眉間に皺を寄せ、
ソファーから起き上がった。
「久し振りに随分よく眠れたみたいだな。
心なしか隈が薄くなった気がするよ。」
エルヴィンはリヴァイに
水を差し出しながら笑う。
「そうみてぇだな………ただ、飲みすぎた。」
リヴァイは水を受け取ると、
一口、水を口に含んだ。
「……リヴァイ。
それにしてもお前も手が早いな。」
エルヴィンのその一言に、
リヴァイは口に含んだ水を勢いよく噴出した。
「なっ、何のことだ?!」
「まぁ落ち着け。部屋がますます汚れる。」
エルヴィンは笑いながらタオルを手渡すと、
「まさか、覚えていない、
なんてことはないよな?」
そう言って、ますますリヴァイを焦らせた。