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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第89章 勘違いは勘違い



「意外と悪いもんでもねぇな。」

リヴァイは呟くように言う。


「……何がですか?」


「エマと二人で
ここに来られて、良かった。」


暗がりの中、
そう言ったリヴァイの表情がとても優しくて、
エマは自然に、リヴァイと
恋人同士だった時を思い出す。


思い出を断ち切ろうと、
固く目を閉じるが、


「今お前が隣にいてくれて良かった。」


リヴァイのその言葉で、
ピンと張り詰めていた糸が、
頭の中で切れる音がした。


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