• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第86章 本音と建前




エマは部屋でベッドに横になり、
エルヴィンを待つ。


どうしても、さっきのリヴァイの言葉が
思い出されるが、
思いを断ち切る様に目を閉じる。



『しばらく、このままでいよう。』


エマはそう思い、固く目を瞑った。









「エマ。入るぞ。」

しばらくして、ノックの音と共に
エルヴィンは声を掛けた。

そして返答がないのを不審に思いながらも、
ゆっくりドアを開ける。



「……眠っているのか。」

エルヴィンはベッドに横になり、
静かに呼吸をするエマの髪に触れた。



「……エル、ヴィンさん?」

エマはゆっくり目を開けると、
エルヴィンを見た。


「すまない。起こしてしまったな。」

エルヴィンはそう言うと、
エマの隣で横になる。


「いえ、こちらこそ、
寝ていてすみません。」

エマはエルヴィンの方を向いた。

/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp