第85章 飲み会でプロポーズ
「エマさん。好きだよ。」
エレンは突然そう言うと、
エマの手を引き寄せ、唇を奪った。
エマは一気に耳まで赤くなると、
ソファーに座り込む。
「お、おい!エレン!
さすがにそれはまずいだろ!」
ジャンはすかさず立ち上がり、
エレンの肩を掴もうとするが、
エレンに手を掴まれ、引き寄せられる。
「……ジャン。
お前、近くで見たら、意外と可愛いのな。」
エレンはそう言うと、
ジャンと唇を合わせた。
ハンジは肩を震わせて笑いながら、
「そうか。
エレンは酔ったらキス魔になるんだね。」
と、唖然としているジャンの肩を叩いた。
「ジャン。良かったじゃねぇか。
間接的にエマとキスできて。」
リヴァイは笑いを堪えながら言う。
「私は全く笑えないんだが……」
「まぁ、エレンが酒に手を出したのは、
私たちがちゃんと見てなかったせいもあるからね。
ここは大目に見てあげないと。」
ハンジはエルヴィンに目配せをした。