第85章 飲み会でプロポーズ
エルヴィンの部屋をノックすると、
ゆっくりドアが開き、
中からエルヴィンが顔を出した。
「三人とも来たな。中に入りなさい。」
エルヴィンは部屋へ招き入れる。
「あ。一人掛けのソファー、
一つ増やしたんですか?」
「ああ。さすがに今日は
増やさなければ座れないだろう。」
エルヴィンはエマの問いに答えながら、
そっとエマの耳元に口を近付けると、
「君が私の膝に座ってくれるなら、
不要なんだが。」
そう囁いた。
エマは一気に赤面し、
「ちょ、人前で何言ってんですか!」
と、エルヴィンから離れる。
「………おい、
あのすげーエロい男の人、誰?」
「いや、俺も今、
誰かなぁって思ってたとこだよ。」
エレンとジャンはその様子に目を見張った。