第85章 飲み会でプロポーズ
夜になり、エマはエルヴィンの部屋に向かう。
すると、廊下でジャンとエレンに会った。
「エマさん!
エマさんも団長の部屋?」
ジャンはそう言いながらエマの横に並ぶ。
「うん。
もしかして、二人も?」
「そう。今回は俺も
呼んでもらえたんだよ。」
エレンは嬉しそうに笑った。
「そうなんだ!
エレンも一緒とか嬉しいなぁ。」
エマはエレンの肩に頭を傾ける。
「俺も!
エマさん、隣座ろうな!」
エレンはそんなエマの頭を優しく撫でた。
「なぁ!お前ら、ベタベタしすぎだろ!
いつの間にそんな仲良くなってんだよ!」
ジャンが思わず突っ込むと、
「前から仲は良いよ。」
エマはそう言って
エレンの腰を引き寄せる。
「そうだな。
それに昨日、また仲が深まったし。」
エレンはエマの肩を抱き、
エマの目を見つめた。
ジャンはそれを遮るように、
「おい! 過剰な接触は控えろ!
てか何だ?!その意味深な発言は!」
と、二人の間に割って入る。
「ジャン。
無駄なやきもちはやめろよ。
今はきっと俺の方が優勢だぞ?」
「エレン……
今までの俺への応援は何だったんだ?」
「それはそれだよ。」
エレンは冷静な目でジャンを見た。