第77章 嫉妬しているのは
「エルヴィンさん。
エルヴィンさんも、お昼食べますか?」
エマは笑顔でそう問いかけると、
「ああ。頼む。」
そう言って、リヴァイの正面に座った。
「リヴァイ。
随分楽しそうだったが。」
「なんだ。早速妬いてんのか?」
リヴァイは昼食を食べながら言う。
「そうだな。
さすがにリヴァイとエマが楽しそうに
話していると、気になりはするな。」
エルヴィンはそう言うと、小さく笑った。
「気にする程のことじゃねぇ。」
リヴァイは昼食を食べる手を止め、
「あいつは今、幸せなんだろ。」
そう言って、エルヴィンの昼食を用意するエマに目を向ける。
「幸せそうな顔、してるじゃねぇか。」
エルヴィンは、
リヴァイの顔を少し見てから
「……そうだな。」
と、エマを見つめた。