第71章 報告と暴露
「なに、そんなに嬉しいの?
まぁ長すぎる片思いだったもんね。」
ハンジはそう言ってエマに抱き着く。
「ハンジさん、知ってたんですか?」
「もちろん。5年前から知ってるよ。
エマに会う口実を作るために、
私にエマのところでご飯買ってきて」
「ハンジ。もういい。黙ってくれ……」
エルヴィンは懇願するようにハンジの言葉を遮った。
「へぇ……エルヴィンも恥ずかしいとか思うんだね……」
「いいから早く書類を提出しなさい。」
エルヴィンは少し声を張って言った。
「分かった分かった。
ちゃんと出来てるから!
持って行ってきまーす!」
ハンジは勢いよく部屋から出て行った。