• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第66章 見通された思い



「……あの、ここでするんですか?」

「ん?そうだが。」


あまりに平然と答えるエルヴィンに、
エマは思わず吹き出す。



「すみません。ここで集中できるんですか?」

思わず笑ってしまったことを謝りつつも、
エルヴィンに問いかけると

「できるよ。この資料も、
特に見られて困る物はないしな。」

そう言って資料を机に置く。




「……心配で来てくれたんですか?」

「それもあるが、ただ単に、私が君に
会いたくなったという方が正しいな。」

エルヴィンはそう言って笑って見せた。



「いつもこんなにお仕事されてるんですね。」

エマはエルヴィンの机の横で、呟くように言う。


「そうだな。
まぁ、そんな難しいものでもない。
調査前の慌ただしさに比べれば、
このくらいなんてことはないよ。」

エルヴィンはそう言うと、メガネを掛けた。

/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp