• テキストサイズ

自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第60章 疲れた身体



「夜な夜なそんなことしてんじゃ、
あんまり寝られてないだろうし
身体壊すのも時間の問題だろ。」

「大丈夫。やれるとこまでやってみる。」

エマは心配そうなジャンの目に
笑いかける。



「辛くなったらすぐ言えよ。
て言うか、辛くなくても言え。
俺がいつでも話聞いてやるから。」

ジャンが乱暴にエマの髪を撫でると、

「ごめんね、
心配かけるばっかりで。」

エマは申し訳なさそうにジャンを見た。


「ほんとだよ。
エマさんを心配することが
俺の副業になりつつあるんだけど。」

エマは思わず吹き出すと、

「ジャンに給料払わなきゃね。」

そう言って笑う。


「エマさんは、やっぱり
そうやって笑ってる方がいいよ。」

ジャンはゆっくり立ち上がり、

「倒れたらお見舞い行ってやるから。
リンゴはないけどな。」

と、エマに笑って見せてから
後ろ手で手を振り、基地の方へ歩いて行った。


/ 770ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp