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自由の翼を掴む話【進撃の巨人】

第4章 エルヴィンの部屋にて




それからしばらくして、

「エルヴィン団長!!!大丈夫ですか!」

と、ドアの外から、誰かの声が聞こえた。


「ああ、なんとか大丈夫だ。
ドアを開けて中に入ってくれ。」

エルヴィンはそう答える同時にと、
エマからそっと離れた。


本棚がドアにも倒れかかっていたようで、
かなり大きな音と共に
ドアから人が入ってきた。




「団長!」


部屋に大きな声が響く。




「団長、怪我はありませんか……」

そう言い終わらないうちに、
エルヴィンとエマが本棚の隙間に
閉じ込められているのを発見し、
思わず言葉を失った。


「ジャンか。助けに来てくれてありがとう。
エマが私の書類を運ぶのを
手伝ってくれていた時に、地震が起きたんだよ。
そんな不味いものを見たような目をするな。」

エルヴィンは目を丸くしている
ジャンの顔を見て、思わず笑った。



「ジャン。とりあえず、
本棚を起こしてもらえるかな?」

エルヴィンの発言を聞き、
我に返ったジャンは

「はい、
もう少し待っていてください!」

と、本棚に手をかけた。


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