第40章 幸せな時間の後に
「なんだ?」
「……いや、リヴァイさん、
年の割に元気すぎるんじゃないかなぁ
って思っただけです。」
「普通だろ。」
リヴァイは一言そう言うと、
またエマの身体を嬲り始めた。
「え、ほんとにまたですか?」
「なんだ、嫌なのか?」
「嫌ではないですけど……」
エマがそう言いかけたところで、
部屋をノックする音が聞こえた。
「エマさん。部屋にいる?」
その呼びかけに、
「あ。ジャン。」
と、エマは起き上がった。
「何でジャンがお前の部屋に来るんだよ。」
リヴァイは頭を掻きながらエマを見る。
「何ででしょう……
今まで来たことないですからね。
何か急用かもしれないです。」
エマはそう言って服を着ながら
「ジャン、ちょっと待ってて。すぐ出るから。」
と、ドアに向かって声をかけた。
「お前、髪も直していけよ。」
リヴァイは服を着終わって
ドアから出て行こうとするエマに声をかける。
「………ほんとですね。」
リヴァイの言葉に反応し、
手ぐしで髪を整えた後、ドアを開けた。